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秋の生息地管理、2日目が無事終了しました(平成27年10月29日)。
生息地管理は、春と秋に少なくとも計4日間行いますが、色んな人が参加しやすいように日曜日と平日を組み合わせて実施します。 この日は木曜日で、13人の参加となりました。 保護の会のメンバーのほか、他団体や企業からの参加があり、今回も株式会社荒谷建設コンサルタント様から3人の参加をいただきました。 ◆1箇所目 ▼産卵箇所の周囲にピンクのテープを張り、踏み込みを防ぐ。 翌春にキセルアザミがしっかり新芽を伸ばせるように、テープの外側をしっかり刈り取り。 これで、翌春に越冬から覚めた幼虫がキセルアザミの新芽にたどり着くことができるだろう。 ▼畦に植えたノアザミ(蝶の吸蜜源)はネットで囲んである。 5月ごろ、伸び始めたノアザミの茎をノウサギが齧るので、それを防ぐためである。 ネットの中も草が伸びているので、ここは手作業でしっかり刈る。 ▼生息地までの道もしっかり刈り、翌年も入れるように道を確保する。 ▼小一時間でこんな感じ。 ▼新たな産卵場所を創出するために、「屋根溝(やねみぞ)」を掘る。 この屋根溝に湧水を貯め、ここから支流を掘り、湧水を流して水際にキセルアザミを植える予定。 湿地内に人力で掘れる程度の水路を作り、その水際にキセルアザミの株を植える。 こうしてキセルアザミの周囲の水が動くことにより、アザミの生育を促し、かつ、競合するチゴザサなどの植物を抑えることが出来るのではないかと考えて実験中である。 ◆2箇所目 ▼5月に刈った場所が、すでに2mを超えるススキに覆われている。 ▼ネットの内側もしっかり刈る。 この時期のノアザミ(キセルアザミも)はこのように葉まで刈っても大丈夫。 むしろ翌年、強い株になります。 ちなみに春の管理では、アザミの葉茎を刈らないように、株の周囲を丁寧に手刈りします。 ◆3箇所目 午後からは有志により、3箇所目を管理。 ▼この場所は面積が大きいので、湿地内は別の機会に刈ることにして、畦とノアザミ植栽場所を中心に草刈り。 ▼刈った草は、その場に積み置かず、湿地外に持ち出している。 湿地内に置いておくと、草が分解して養分が湿地に戻り富栄養化するため。 これが非常に重労働であり、草刈りと同じ時間と労力が必要である。 このため、草刈りは早めに終了し、残り時間で運び出しに力を注ぐ。 ▼ノアザミが植わっているネットの中もしっかりキレイになった。 これで秋の生息地は無事終了し、計6箇所を整備することができた。 あとは春までに過剰な積雪や長雨、異常な高温などにより、幼虫の越冬が阻害されないよう祈るばかり。 今後は、飼育施設の片付け(積雪に備えたネット外し)、他団体の生息地管理への協力、新規産卵場所の創出実験などを行う予定です。 秋の生息地管理に参加いただいた皆様、ありがとうございました。 (きんかめむし)
by hyoumonmodoki
| 2015-11-04 19:00
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