ヒョウモンモドキ保護の会 事務局の日々:観察会など
2012-07-13T19:02:13+09:00
hyoumonmodoki
保護の会の事務局の動きなどを紹介します。
Excite Blog
親子で観察会
http://melitaea.exblog.jp/15860164/
2011-06-19T18:14:00+09:00
2012-07-13T19:02:13+09:00
2011-06-30T18:16:53+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
ヒョウモンモドキ保護の会の下っ端事務局員のしーちゃんです。
6月19日(日)ヒョウモンモドキの観察会を行いました。
親子連れにも多くの参加をいただきました。
雨も降らず、うす曇りの過ごしやすい気候でした。
ヒョウモンモドキは4,5頭出ていました。
近くで観れるヒョウモンモドキは少なかったですが、
皆さん、観察できたようです。
お子さんは後半、メダカをすくったり、
おたまじゃくしをおっかけたり、
水辺の生物を捕って、遊んでもらいました。
ヒョウモンモドキも含め、生き物や自然と触れる機会を設け、
子どもたちにも何かを感じてもらえたらいいな、と思います。]]>
雨の観察会
http://melitaea.exblog.jp/15860117/
2011-06-12T18:04:00+09:00
2012-07-13T19:02:13+09:00
2011-06-30T18:06:56+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
5月から事務局の手伝いをしています、しーちゃんです。
6月12日(日)、ヒョウモンモドキの成虫観察会を行いました。
地元の親子連れの方にも参加していただきましたが、
あいにくの天候で、傘をさしての観察となりました。
ヒョウモンモドキの他に湿地の生き物の観察も予定していましたが、
雨足がつよくなり、早めの解散となりました。
天気や気候を含めて、人の思い通りにならないこともありますね。
それでも、集まってくださった方にヒョウモンモドキを観察していただき、
一層、保全と理解に努めていけたらと思います。
雨のなか、ヒョウモンモドキもがんばっていました。
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生息地管理、無事終了!
http://melitaea.exblog.jp/14277921/
2010-10-24T22:42:00+09:00
2010-10-24T22:41:11+09:00
2010-10-24T22:40:17+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
地元の方、事務局を含めて計24人の参加となりました。ありがとうございました。
準備の風景。
草刈りの道具、ガスコンロ、食器などを揃えると、軽トラックがちょうど一杯になります。
私があまりテキパキ動けなかったので、当日までの準備は事務局長と新人Tさんがほとんどやってくださいました。ありがとうございました。
開会式のあと、COP10も開催されているので、“生物多様性”というもののお話を少しさせていただきました(のつもりが、長すぎましたね)。
作業の前に全員で生息地を歩き、ヒョウモンモドキの産卵箇所にピンクテープでマーキングをして、その範囲は踏み込まないようにしました。
作業開始。春に草刈りをやらなかったせいもあり、セイタカアワダチソウが相当蔓延っていました。
かなりの重労働になったので、1時間に1回は木陰で一休みしました。
7月に展示したパネルもお披露目。
よく見たら、アマガエルが張り付いていました(笑)。
天気がよかったので、草がよく乾いていて、午前中だけでかなり作業が進みました。
お昼はおにぎりと野菜うどんをいただきました。かなり暑くなったので、急きょノンアコールビールも購入。
午後からはひたすら刈り草を集めて軽トラで1箇所に集積。
こんな感じで軽トラに10数杯になりました。
毎年のことですが、やはり年1回だけの草刈りだと、草が蔓延りすぎて相当な重労働になること、刈り集めた草の有効利用が課題ですね。
地元のお祭りやイベントなどでお忙しいところ、多くの方にご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
またしばらくバタバタするのですが、次は11月10日(水)に行なわれる「フォーラム“生物多様性せら”~豊かな自然はみんなの宝~」の準備をしていきましょう。
(きんかめむし)
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ぼやかない・・・
http://melitaea.exblog.jp/13485795/
2010-06-20T22:38:27+09:00
2010-06-20T22:38:48+09:00
2010-06-20T22:38:48+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
6月19日(土)は三原市某所での湿地観察会でした。
天気予報では確実に降雨だったのに、当日の朝、なんとか持ち直しました。
この湿地(おもに休耕田)は、かつては比較的大規模なヒョウモンモドキの生息地でしたが、昨年の9月時点では幼虫巣は確認されていません。それでも、もしや・・・ということがあるかもしれないということで地元の方々と観察会を行いました。
観察会のために事前に草刈りをされた里道を歩きながら、天ぷらにするとおいしいヒメジョオン、サルトリイバラ、ミツバアケビ、ツリガネニンジンなどを観察しつつ、湿地を目指しました。
▼地元の中学生と一緒に植えたノアザミがよく咲いていた。
▼ヒョウモンモドキの吸蜜植物のひとつであるウツボグサ
▼よい香りのするスイカズラ。これでもごくまれに吸蜜する。
▼湿地ではハッチョウトンボのメスが出迎えてくれた
▼看板が古くなったので、新しいものに取り換え
花の写真などを撮りつつしばらく探索しましたが、結局ヒョウモンモドキの姿をみることはできず。しかし、いつかヒョウモンモドキをとり戻すことを約束しつつ解散しました。
その後、見回り中の会員さんと合流し、いくつかの生息地を巡る。
期待していた3箇所でもやはり姿をみることができず。
▼途中の田んぼでは、畦のノアザミを刈り残してくれていた。感謝!
そのとき別の会員さんから電話。5頭がノアザミで吸蜜しているとのこと。
合流してみると、3頭はウラギンヒョウモンで2頭がヒョウモンモドキであった。
▼ようやく出会えたヒョウモンモドキのオス
20日(日)は、別の会員の方に見回りを、新谷会長には、加古川から来られる視察の案内をお願いした。
明日21日(月)の夕方には、飼育施設に産卵用のタムラソウを運び込む予定。
(きんかめむし)]]>
環境の日
http://melitaea.exblog.jp/13418803/
2010-06-07T00:16:00+09:00
2010-06-07T08:28:26+09:00
2010-06-07T00:16:22+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
http://www.env.go.jp/guide/envdm/
モドキの会でも、“環境の日”に相応しく大わらわでした。
■ひろしま環境賞をいただきました!
6月6日に県庁前広場で行われた「環境の日ひろしま大会」にて、「ひろしま環境賞」をいただきました。
「ひろしま環境賞」とは、“地域において先覚的・独創的な環境保全活動に積極的に取り組み、環境にやさしい地域づくりに著しい功績のあった個人または団体に対して、その功績をたたえて知事表彰を行うもので、平成6年度から毎年実施している”表彰のことです。
これまで長年活動してこられた新谷会長と池尻事務局員が授賞式に出席されました。
■湿地の生き物観察会を行いました。
まず、会員のみなさまにお詫びしないといけないのですが、6月6日(日)の観察会の案内状の投函が6月4日になってしまいました。遅いところでは当日に着いたかもしれません。案内が遅れるのは毎度のことになっていますが、本当に申し訳ありませんでした。
当日の朝9時、三原市某所の休耕田を利用した保護区に総勢14名(事務局含む)が集合。
公民館長、モドキの会事務局長挨拶のあと、地元小学生が植えてくれたノアザミを踏まないように手分けしてポールを立てる。
その後、しばし保護区を散策しながらヒョウモンモドキの成虫を探す。
しかし、普通種のチョウすら見つからず。また、この時期に咲いて当然のノアザミ、ヒメジョオン、ミヤコイバラ、ウツボグサ、スイカズラさえ咲いておらず、なんだかさみしい風景。
年1回の草刈りボランティアのおかげでワレモコウが増えつつあることなどを解説。
結局、ヒョウモンモドキの成虫は見られなかった。
この生息地では2000年以降の産卵数データが揃っており、昨夏には11卵塊が確認されている。
1卵塊には220個程度の卵が含まれているため、翌春に5%の幼虫が生存するとして120個体くらいの終齢幼虫を期待していた。しかし、5月9日の時点で確認できた幼虫はわずか7個体。
それらが無事、成虫になったとしても、ちゃんと交尾をして卵を残せるものだろうか?
この保護区で1頭でも成虫を採られたら、子孫を残す確率はぐっと低くなることは容易に理解できるでしょう。
今年は、寒い春のせいで昆虫の発生が10日から2週間ほども遅れているようですが、それ以前に多くの生息地で幼虫の確認数が極端に少なく、採集による減少を防ぐことの重要性が理解できると思う。
散策のあとは、網を手に持ってもらい、トンボ、チョウ、水生昆虫などの採集調査。
保護区では、定期的に昆虫採集を行い、採れた種の変動を見ることで、環境の状態を評価していくことが大切とお話させていただいた。
また、昆虫を採集し、手に触れて、図鑑で名前を調べることにより、より深く自然への理解を深めることができること、一方で絶滅しそうな希少種は採集しないというモラルを確立することの重要性も込めたつもり。
みなさんのご協力のおかげで、多くの昆虫たちを確認することができた。
しかし、昨年の同時期と比較すると昆虫の種類数が少ない。
オオイトトンボ、アジアイトトンボ、モノサシトンボ、ハッチョウトンボ、ショウジョウトンボ、ハラビロトンボ、シオヤトンボ、ヨツボシトンボ、クロスジギンヤンマ、オオコオイムシ、マツモムシ、ヒメガムシ、コガシラミズムシ、ツブゲンゴロウ、ツヤネクイハムシ、イモリ、ニホンアカガエルなどを確認した。
一見、何もいないような場所でも、少し探してみると多くの生き物がみつかること、こうした生き物たちがいることで、生態系が維持されていることなどをお話させていただいた。
また、突然現れた野鳥の専門家から、サシバとハチクマの飛来を教えていただいた。
■その日の午後
観察会の後、事務局長は本郷町で行われる展示会の打ち合わせに、残った事務局員は飼育施設の整備にと、大変忙しい“環境の日”となりました。
帰りがけに見た関西ナンバーのパジェロミニ(黒)が大変気になる。
<今後の予定>
6月9日より、保全協会の中村氏が来広。
地元メンバーと協力しながら、成虫の発生調査と採集者対策をしていただく。
6月12日は、別団体による観察会。
また6月20日には関西のギフチョウ保護グループの方々が視察に来られる予定。
いつも以上にバタバタしたスケジュールになりそうです。
(きんかめむし)
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生息地管理3か所目 無事終了!
http://melitaea.exblog.jp/12424392/
2009-12-01T21:38:51+09:00
2009-12-01T21:38:42+09:00
2009-12-01T21:38:42+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
今回は公民館と保護の会の共催というかたちとなり、このため地元の方の参加が多く、総勢28名にもなりました。
広報、準備等に奔走していただいた公民館の皆様に感謝いたします!
今回は初めて参加いただく方が多かったので、生息地管理としての草刈りの意義を理解していただきたいと思い、そのための資料と紙芝居(笑)を準備しました。
※紙芝居の中身は、別途記事にしたいと思います。
会長挨拶の後、資料と紙芝居を使って草刈りの意義をお話させていただきました。
▼その後、全員で生息地を見回り、産卵箇所の確認とピンクテープによる踏み込み防止柵を設置しました。
▼少し前置きが長くなりましたが、安全上の注意を伝え、草刈機班と人力班に分かれて作業開始。
▼いきなりススキの穂にとまるオオスズメバチを発見!
まだ体が温まっていないようで活動は鈍かったのですが、草刈機の排気ガスに興奮して攻撃的になるので、申し訳ないですが退治させていただきました。
▼産卵か所をうまく避けて、午前中はどんどん刈り取りました。
▼刈り終わったところから草を集めて
▼どんどん運ぶ運ぶ!
▼この日は“広島みかん”さんのお知り合いのスーパー・パワフル・メンズが参加してくれたので、運ぶのも早かったです。
▼お昼は女性陣による、うどんとパンとおにぎりでした。やはり暖かい食べ物は嬉しいです。
▼午後からは、もう刈るのはやめて、ひたすら草を集めます。
じつは、刈り草集めは、草刈りよりも労力が大きいのです。
▼集めた草は軽トラで一箇所に運びます。20杯以上になりました。
事務局の池尻さんいわく、これをチッパーにかけたら、容積は5分の1くらいになるとのこと。この草をなんとか有効利用できないものでしょうか?
▼今日の出合った生き物、カヤネズミとその巣球
※巣とネズミは別の場所でつかまえたものです。巣の中にネズミがいるときは繁殖をダメにしてしまうので、決して触らないでください。
▼愛嬌を振りまいて、草地に帰っていきました。
▼今回も作業前と作業後の差は歴然!
この生息地はちょうど1年ぶりに草を刈ったのですが、草が成長しすぎて刈るのにも運ぶのにも苦労しました。
やはり大変でも春と秋の2回草刈りをしたほうが、草の成長も抑えられて結局は作業が楽になるのかもしれません。
大人数に気を良くしてどんどん刈ったので、結局は草運びに時間と体力を奪われて、ノアザミへの防草シート張りはできませんでした。これは来春の宿題としましょう。
大変お忙しい中ご参加くださり、また大変な重労働ボランティアを引き受けてくださり、本当にありがとうございました。
来年はぜひ一緒にヒョウモンモドキを観察しましょう!
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生息地管理の下見など
http://melitaea.exblog.jp/12375596/
2009-11-23T18:28:01+09:00
2009-11-23T18:28:03+09:00
2009-11-23T18:28:03+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
草を刈る場所、刈らない場所(越冬幼虫の位置)、刈草を置く場所、防草シートを掛ける場所、ハチの巣の有無などを確認するためです。
▼生息地の様子
8月の産卵調査以来、久しぶりに生息地を訪れました。
ここはまる1年間草刈りをしていないので、ススキやイバラがかなり茂っていました。
▼産卵箇所(越冬幼虫の位置)の様子
大人の背丈ほどのススキとセイタカアワダチソウに覆われていました。
これでは来春にキセルアザミが葉を展開することはできないでしょう。
▼産卵箇所(越冬幼虫の位置)にマーキング
ここには踏み込まないように、ピンクテープで結界(笑)を張りました。
▼ヒシの実
ため池には今まで見られなかったヒシの侵入が確認されました。
<メモ>
食材は、当日の朝に参加者数を確認して、街中に買出しに行く。
長靴、軍手、チップソーの刃は多めに買っておく。
混合ガソリンは満タンにしておく。
ネコ車(一輪車)を準備する。
誰でも草刈りの意義が理解できるような説明をする。
はじめに全員で産卵箇所(越冬幼虫の位置)を確認してピンクテープを張る。
ピンクテープを避けて、ともかく全面的に刈る。
刈った草は搬出して、できるだけ1箇所に集める。
小学校が植えてくれたノアザミには防草シートを掛ける。
★下見の後、少し移動して、モニタリングサイト1000のチョウ類調査へ
秋の彩りいろいろ
▼クサギの実
▼イロハカエデの紅葉
▼ウメモドキの実
▼ヤブムラサキの実
(きんかめむし)
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生息地管理2か所目 無事終了!
http://melitaea.exblog.jp/12331721/
2009-11-15T23:36:53+09:00
2009-11-15T23:36:57+09:00
2009-11-15T23:36:57+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
参加者は7名と少なかったのですが、草刈りのプロが集まったような感じで、予定以上に作業がはかどりました。
この生息地はモドキの会の会長が20数年前から確認している場所で、かつてはかなり多くのヒョウモンモドキがいたようです。
昨年、一昨年とも8月の幼虫巣数は30個を超えていましたが、今年はなんと4個しかありませんでした。
またこの場所は町内で唯一の生息地になっている可能性が高く、今後、生息地数を回復させていく拠点となる重要な場所です。
来春に起きてくる幼虫のためにしっかりと草刈をしました。
お忙しい中、参加くださったみなさま、ありがとうございました。
▼まず全員で下見をして、マークしてある産卵箇所を確認しました。
▼さっそく作業開始。
2日前に雨が降りましたが、前日が晴れたので草も乾いており、作業がはかどりました。
▼刈ったらどんどん運ぶ!
▼深いざぶた(湿田)もなんのその!
▼少し寒かったので、まめに休憩をとりました
お昼は“広島みかん”さん作のマツタケ風きのこ汁(笑)とオニギリとパン。
暖かいコーヒーとおやつが嬉しい。
▼出会った生き物たち
まずはリンドウ
▼カヤネズミの巣球
▼来年に産む卵でお腹がふくれあがったニホンアカガエルのメス
▼今回は防草シートを試してみた。
ノアザミは補植しなかったが、ちゃんと雑草が抑えられるかどうか、来年が楽しみ。
さて、11月29日(日)に、公開行事として今年最後の草刈を行います。
公民館がチラシを作って呼びかけてくれたので、参加者はすでに20名を超えています。
お昼には“広島みかん”さんがうどんを作ってくれるようです。
晴れて暖かくなってくれることを願っています。
(きんかめむし)
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生息地管理1回目 無事終了!
http://melitaea.exblog.jp/12293826/
2009-11-09T20:22:18+09:00
2009-11-09T20:22:23+09:00
2009-11-09T20:22:23+09:00
hyoumonmodoki
観察会
参加者は、子ども6人、大人9人の計15人でした。
子どもたちに草刈りをやる理由を理解してもらおうと、前日の夜に紙芝居を作ってはじめのお話をしてみました。
少し作業をすると大汗をかくほどの暖かい陽気になりました。
また、しばらく好天続きだったので草が乾いており、草運びもずいぶんやりやすかったです。
買ったばかりの草刈機も大活躍で作業は捗りました。
ただし、草刈りをよくばったので、ノアザミは植えられませんでした。
また来年の5月に軽い草刈りとノアザミの植え付けをやりましょう!
地域のお祭り、県知事選、学習発表会など、忙しい合間を縫って参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
来週は2箇所目の管理を行う予定です。
▼子どもたちは元気いっぱい!
▼刈る人と運ぶ人は、しっかり離れて作業
▼刈った草は、小学校の焼き芋大会に使ってもらいます。
軽トラック10杯分ほど運びました。
▼お昼はトン汁とおにぎりとパン。お餅も差し入れていただきました。
▼作業前と作業後の差は歴然
(きんかめむし)
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観察会2日目
http://melitaea.exblog.jp/11418630/
2009-07-03T00:34:35+09:00
2009-07-03T00:34:32+09:00
2009-07-03T00:34:32+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
観察会の準備と成虫の発生状況を確認するために、本日2箇所目に巡る予定の場所に行く。
昨日、確認した蛹がなんとその場で羽化していた。
▼出合ったときには、まだ完全に翅が伸び切っていなかった。
▼羽化直後の美しいメス。
▼サルトリイバラの葉上で休んでいるオス。
▼ノアザミの花上のオス。
▼顔面クロ-ズアップ。
▼黒化したメスもみられた。
定刻になったので役場に移動して開会。
役場では他のイベントをしていたので、端っこを借りて開会。
▼今年はバタバタして、事前に断りを入れておくのを忘れていた。
▼新谷会長から、新しい看板の説明。
保護区での採集と踏み込みはもちろんダメだが、写真撮影時にも食草の踏みつけなどには注意してほしいことを伝えた。
1箇所目の生息地に車で移動。
ここは、2001年に保護の会が結成されて、始めて組織的に草刈りを行った記念の場所である。2001年以降の産卵数(卵塊数)は、古い順に49、19、22、31、14、1、0、1となっている。つまり2006年に確認できた卵塊数はたった1卵塊で、翌年には成虫の発生はみられず、絶滅した。
保護の会では、かつて交流があったと考えられるまとまり(個体群)のうち、もっとも近接した生息地(それでも直線距離で4kmあり、その間の生息地はほぼ壊滅した)から採集した幼虫の放流を2008年の春から行っている。
もちろん、ただ放流するだけではなく、生息環境を整えたうえで行っている。
2008年夏の産卵数はたった1卵塊で、その卵塊から成長した終齢幼虫は確認できていない。
さて、この春に放流した幼虫たちは無事に成虫になっているだろうか?
▼参加してくれた子供たちは300円(笑)の双眼鏡を首から下げて嬉しそうに林道を歩く。
さっそく看板の下に咲いたノアザミで吸蜜するオスを発見!
しかし、春の草刈をサボったため、ネザサが繁茂してノアザミの咲きが悪い。
やはり、春秋年2回の管理が必要である。
▼湿地に踏み込まずに、双眼鏡で見てね。
▼その後も湿地内に立ち入らず、事前に刈っておいた畦を歩いてヒョウモンモドキを探す。
結局、この場所ではヒョウモンモドキはオス1頭しか確認できなかった。
食事中のキイトトンボ(オス)を捕まえた!
▼小さなハナアブを食べているところだった。
2箇所目の生息地での観察会に続きます。
(きんかめむし)
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観察会1日目
http://melitaea.exblog.jp/11394003/
2009-06-30T00:30:05+09:00
2009-06-30T00:30:04+09:00
2009-06-30T00:30:04+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
前日遅くから中村氏と世羅町入りし、当日に備える。
▼当日の朝、少し早く出発し、踏み込みして欲しくない場所にはピンクテープでマーキング。
▼入り込んで良い場所は草刈りをして観察会に備える。
昨年は同じ場所でヒョウモンモドキの観察会と同時に昆虫採集によるトンボ調べを行った。
今年は趣向を変えて、昆虫採集は行わず、観察のみに絞りこんだ。
このため、捕虫網の代わりに双眼鏡を準備した。
▼間近になって思いついたので、無いよりマシという程度の300円均一の安物になってしまった。
そして、ヒョウモンモドキの衰退の実情をより深く知ってもらうために、配布資料として、日本チョウ類保全協会のパンフ「チョウが消えていく」、「ヒョウモンモドキ保全ガイド」を準備した。
また、手作りの資料として、「ヒョウモンモドキに似たチョウの見分け方」、チョウをはじめとする昆虫たちのためにできることとしての「ノアザミの残し方、畦の管理手法の提案、種子からノアザミを増やす方法、ノアザミに集まる昆虫たちの写真集」をA3両面折り込みを準備した。
▼簡単な資料だが、今回はこれに力をいれたつもり(ただし、写真集のナミアゲハはキアゲハの間違いでした)。
▼9時には約40名(事務局含む)が集まり、開会。
▼さっそく草むらで休むヒョウモンモドキを発見。
▼続いてノアザミで吸蜜するところを撮影。
▼さらに草むらで交尾するチョウを発見してまた撮影。
▼子供たちはもうチョウには興味がなくなり、ナガバモミジイチゴをぱくり。
大人は撮影に夢中なので、子供たちともに昆虫を探索。
▼モノサシトンボを捕まえた!
▼サンショウ類の葉を食べていたナミアゲハの幼虫。
▼マイマイガの幼虫。さまざまな植物の葉を食べる。今年は数が多い。
▼ヒメクロオトシブミの揺籃(ようらん)。
▼ほかにもオトシブミはいないかと探していると、巣作りの真っ最中のキボシアシナガバチ。
▼ドロハマキチョッキリ(?)の揺籃。
今年は昆虫採集をしなかったので子供たちには少し退屈だったかもしれない。
しかし、ヒョウモンモドキをよりクローズアップしたかったこと、昆虫や自然を楽しむ方法のひとつとして、じっくり観察して欲しいという思いがあったのでそのようにしてみた。
観察会の在り方は、これからもいろいろ試していきたいと思う。
結局、この場所ではヒョウモンモドキの成虫を15頭くらい見ることができた。
おそらく全部で100頭くらいの成虫が発生し、20くらいの卵塊がみられるだろう。
短時間のうちにこれだけまとまって見られる場所はそれほどない。
まして、観察会として公開できる場所はなおさら少ない。
観察会終了後、3か所の生息地を巡り、明日の開催地へ移動。
▼ここでも立ち入りを制限したい場所にはピンクテープを張る。
▼足元には羽化寸前のサナギがいた。
守るべきものを気付かないうちに踏みつけているかもしれないことを改めて考えた。
(きんかめむし)
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生息地管理 2か所目完了!
http://melitaea.exblog.jp/9773182/
2008-10-28T22:27:48+09:00
2008-10-28T22:20:53+09:00
2008-10-28T22:20:53+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
2か所目の管理地は、われわれが把握している生息域の南東端に位置しています。
行政による保護対策と2004年からの管理のおかげで産卵数は比較的安定しています。
今回も、
◎吸蜜源の確保=ノアザミがよく咲くこと
◎産卵植物の確保=キセルアザミが他の植物に覆われないこと
を目的として草刈を行いました。
もちろん草刈りによって、キキョウやワレモコウといった畔草の増加も見込んでいます。
参加者は合計10名(事務局含む)で、半分は地元、半分は都市部からの参加となりました。
遠くは岡山県総社市からご参加いただきました。
今年の夏は天気が良かったためか、雑草がものすごく蔓延っています。
本日の目的と作業行程をパネルで説明し、全員で下見をしてから作業開始です。
限られた時間と人数なので、欲張らずに労力を集中させて作業しました。
刈った草はできるだけ何か所かに集めて置きました。
数年前に、良かれと思って湿地内を刈ったところ、刈った場所だけヤマアワ(イネ科)が繁茂して、すっかりキセルアザミを覆ってしまい、たいへんな失敗をしてしまったことがあります。
今でも、刈った部分だけヤマアワが覆って産卵不適地となっています(↓写真右上の枯草部分)
このことがあって、湿地内は単純に草刈りをすれば良いわけではないことを学びました。
ただし、今回は実験的に小面積で湿地内の刈り取りもやってみました。
しっかり経過を見て行こうと思います。
写真を撮り忘れたのですが、昼食は“広島みかん”と事務局長Sさん謹製の野菜煮込み&おむすびでした!
しっかり煮込んだ野菜と鶏肉をおいしくいただきましたよ
午後からも雨の中をひたすら作業です。
試験的に湿地内のヤナギ類を伐採。ケヤマハンノキは数本残して伐採。
ここではハンノキ類に産卵するハンノキカミキリという希少種も確認されています。
↓チョウセンカマキリの手も借りたい。
↓ヒキガエルの手も借りたい。
一日中雨にたたられましたが、けっこう作業は進みました。
今回もケガなく無事終了です。
秋祭り等のイベントを掛け持ちで来られた方もおられました。
お忙しいなかご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
さて、次回は11月9日(日)(三原市某所)です。13名で行う予定です。
どうぞ、よろしくお願いします!
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生息地管理 1か所目完了!
http://melitaea.exblog.jp/9754909/
2008-10-25T21:47:02+09:00
2008-10-25T21:47:48+09:00
2008-10-25T21:47:48+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
1か所目の生息地管理は11名で行い、無事終了しました!
地域のイベントなどと重なる忙しい時期にご協力くださり、ありがとうございました。
この生息地は、卵塊数が多く、かつ安定している重要な場所です。
一昨年にも管理を行い、昨年の卵塊数が49、今年が37(やや過小評価)でした。
まる2年間放置されため、セイタカアワダチソウが生い茂り、ノアザミもキセルアザミも覆い隠されてしまいました。
他の生息地からは飛び地状に孤立しているため、この場所が消滅するとヒョウモンモドキの分布域が一気に縮小してしまいます。
まずは、全員で卵塊の痕跡探しをしました。
本来なら8月の産卵調査時にポールを立てておけばよかったのですが、産卵調査もぎりぎりの状態でやっているため、そこまで手が回りませんでした。
チョウ類保全協会の中村さんが付けておいてくれた小さいマークを頼りに探しましたが、けっこう時間がとられてしまいました今後は事前にマーキングをきちんとやろうと思います。
役割分担を決めて作業開始!まずはお昼までひと仕事です。
今回の作業は、ヒョウモンモドキの吸蜜源となるノアザミがよく咲くように畔草を徹底的に刈ること。
そして、ヒョウモンモドキの産卵植物であるキセルアザミがよく伸びるように湿地内のセイタカアワダチソウを刈ることです。
このとき、越冬準備中の幼虫を潰さないように、マークされた産卵場所には立ち入らないようにしました。
お昼は“広島みかん”さん謹製の「地産地消カレーライス」でした
事務局長Sさん宅でとれた新米でいただきました!
お替りしながら美味しくいただきました。
午後からはひたすら刈った草の片付け。
片付けは、刈るのと同じくらい?それよりもっと?たいへんです
草の山を眺めて時々休みながら作業を続けました。
お忙しいなかご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
さて、明日は2か所目(三原市某所)です。10名で行う予定です。
明日もよろしくお願いします!]]>
成虫観察会、無事終了!(その2)
http://melitaea.exblog.jp/8836771/
2008-06-20T00:59:28+09:00
2008-06-20T00:59:48+09:00
2008-06-20T00:59:48+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
天候が心配されましたが、約30名(報道、事務局含む)もの参加をいただくことができました。
地元の方々をはじめ、県内各地、遠くは岡山、横浜からも参加いただきました。
開会とともに、パネルを使用してヒョウモンモドキのかつての分布や現状、減少の理由、保護への取り組みなどを説明。つたない説明ですが、子供たちも飽きずに聞いてくれました。
1か所目の生息地は、2001年の保護の会設立当初に初めて生息地管理を行った記念すべき場所です。
かつては40数卵塊も確認されたこともあるほどの良好な生息地でしたが、一昨年前に姿を消してしまいました。
そこで昨年秋に草刈をして、春には子供たちとノアザミを植えて環境を整え、(成虫が飛来する可能性のある)もっとも近接した生息地から採取した幼虫200頭を試験的に放逐しました。
そんな場所なので期待を大きくして湿地沿いを探索。湿地を踏みつけないように注意して。。
春に植えたノアザミが咲いています!地元の方が刈り残してくれたノアザミも咲いています!
・・・が、しかし、ヒョウモンモドキ成虫は1頭も見ることができませんでした(涙)。
越冬幼虫の放逐による生息地の拡大にはまだまだ課題があるようです。
湿地の水たまりではハッチョウトンボやモートンイトトンボが見られました。
お腹に定規のような白線があるその名も「モノサシトンボ」です。
毒があってちょっと怖いカバキコマチグモ(たぶん、巣が三角形だから)。
背中に煙突のような毛を生やした奇天烈な毛虫(スゲドクガ)。
気を取り直して2か所目の生息地に移動。
ここは小さな谷にある水田と湿地化した休耕田を好適に管理しておられる場所です。
この生息地を見ると、かつての水田農業における畦と水路の管理がいかに多様な生物を生かしてきたのかを知ることができます。ヒョウモンモドキをはじめとする里地の生き物を保全するためのモデルのような場所です。
ここをしっかり見れば、自分にも取り組める保護策を学ぶことができると思います。
さっそく出迎えてくれた成虫。やはりノアザミが大好きです。
鉢植えのキセルアザミに付いた2頭のサナギ。右側は黒っぽく色づいて羽化直前です(翌朝には羽化しました)。よく見ると羽の模様が透けています。
近づいても逃げるどころか、差し出した指に乗ってしまうおっとりしたヒョウモンモドキ。
こーんなに近づいても逃げません。
ほかにも、赤とんがらしのようなハッチョウトンボ、最近激減したカザグルマ、上陸寸前のニホンアカガエル幼体などを見ることができました。
終りの時間が近づいたので質問タイム。
小学生の男の子が「サナギは何日で羽化しますか?」と質問すると、保護の会メンバーが答える前に「16日から20日の間でした!」と今年、飼育を試みた別の小学校の子供たちが答えてくれました!スゴイね!
観察に参加して「あー楽しかった」で終わるのではなく、今日から自分に出来ることは何かを考えてもらうのが観察会の目的です。最後にちょっと真面目なお話をさせていただいて終了!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
また秋には生息地管理イベントをご案内しますので、ぜひ参加してみてください。
「作業はちょっと無理」という方でも、会員になっていただくだけでも保護活動に参加できますのでぜひご入会ください(ちょっと宣伝です・笑)。
つづく
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成虫観察会、無事終了!(その1)
http://melitaea.exblog.jp/8819962/
2008-06-18T00:37:56+09:00
2008-06-18T00:38:15+09:00
2008-06-18T00:38:15+09:00
hyoumonmodoki
観察会など
6月14日、15日の成虫観察会を無事終了することができました。
ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいた行政・公民館の方々、本当にありがとうございました。
そして保護の会事務局のメンバーは準備・運営など大変お疲れ様でした。
二日間を2回に分けてレポートします。
6月14日(三原市の公民館主催)
この日は総勢約50名(報道、事務局含む)にもなり盛況でした。
ヒョウモンモドキの成虫は5、6頭とやや少なかったのですが、いずれも新鮮な個体ばかりでした。
撮影のモデルとしてはちょうど良かったと思います。
↓砂かぶり席(笑)で説明を聞く子供たち。
↓湿地に踏み込まずにちょっと遠くから観察。
↓恐竜を捕まえた!
もうひとつのコンセプトである「昆虫採集&トンボ調査」もまずまず楽しくできたと思います。
親子で虫取りアミを持ってトンボや水生昆虫を追いかけ、種類ごとに仕分けし、名前を調べてもらいました。
調査の結果、この日だけで18種ものトンボを記録することができました(同定していただいたKさんありがとうございました!)。
オオイトトンボ、クロイトトンボ、キイトトンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ、オオアオイトトンボ、モノサシトンボ、ショウジョウトンボ、ヨツボシトンボ、ハラビロトンボ、ハッチョウトンボ、コオニヤンマ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、マルタンヤンマ、チョウトンボ、コフキトンボ
昆虫採集を通じて身近な自然を知ること、そして絶滅のおそれのある希少種は保護していくこと。
これらを両立するのはたやすいことではありませんが、少しずつ積み重ねて行ければと思います。
↓おまけ:超リアルデフォルメ?シマゲンゴロウのかぶり物。新キャラ、ゲンゴロウくん誕生か?細かいところまでとてもよく出来ています。せら夢公園自然観察主任、Iさんの力作です。
観察会を終えて、午後からは生息地の見回りと個体数調査。
昨年の管理作業の成果が出て、まずまずの個体数を数えることができました。
キセルアザミの葉の裏側に産んだばかりの卵塊も撮影することができました。
↓産卵直後の卵塊は淡い檸檬色。キセルアザミの葉裏にきれいにならべて産みつける。
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