カテゴリ
以前の記事
2020年 09月 2019年 11月 2019年 09月 2019年 05月 2019年 02月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 02月 2017年 09月 2017年 05月 2017年 02月 2016年 12月 2016年 06月 2016年 04月 2015年 11月 2015年 10月 2012年 12月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 02月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 フォロー中のブログ
リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2月3日(土)に国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた「第14回チョウ類の保全を考える集い 」に参加してきました(保護の会から1名)。 【主催:特定非営利活動法人日本チョウ類保全協会】 日頃からヒョウモンモドキの保護活動を応援してくださる方々、各地でさまざまな保全活動を行われている方々、大学や行政機関の研究者の方々ともお会いすることができ、参加して良かったとしみじみ感じています。 この日はさまざまな発表が行われ、最近の分子系統解析により、ゴマシジミ宿主のシワクシケアリには4つの隠蔽種が含まれること、ゴマシジミがアリを騙す仕組み(この検証実験が面白い)、風力発電とバードストライクの問題、太陽光発電と微気候変動・昆虫の行動攪乱、そしてこれら再生可能エネルギーの土地改変に伴う環境影響(とくに個別の事業者が同じ場所に集中的に建設する場合は影響が大きい)に対しては何ら法的な措置が取りえないこと、などが強く印象に残りました。 たとえば、風力発電や太陽光発電が集中すると、面的、量的な環境影響はかなり大きくなると想定されるが、それらを評価したり低減する法的根拠が無いらしい。 大分県ベッコウトンボ保護地を取り囲む太陽光パネルの写真、山形県ギフチョウ・ヒメギフチョウ混棲地での太陽光パネルの集団設置計画の地図には心底驚きました。行政を動かすには市民が声を上げ続けるしかない。 幸いなことに、ヒョウモンモドキは近年には開発の影響を受けていません(過去には埋め立てや土地改良の影響を大いに受けた)が、残土埋め立てや太陽光パネルの設置による影響はあり得ることとして考えておかなければなりません。 ただ、行政も交えた協議会運営により、開発や土地改変の話は早い段階で分かる仕組みになっていることは非常に有難いことです。 保護の会は、「これからのチョウ類の保全を考える」というセッションで事例報告と総合討論に参加しました。 会が発足して16年間で保全技術や組織運営の方法がさまざまに変化してきたこと、同時に課題も変化していること、長期的に見ればジリ貧な中で、その解決策をそとに向かって求めていく必要があることなどを話させていただきました。 チョウを守るには、生物や生態学の知識が基礎となるが、それを推し進めたり、継続していくのは人の思い、知恵、人間関係が大切であって、つまりはチョウや自然を守ろうという文化を定着させなければならない。そのための合意形成や気運の醸成には、話し合いの技術として環境教育やファシリテーションの手法が応用できるということを話させていただきました。 終了後は、センター内のカフェで懇親会があり、その後は夜のまちに出て2次会、3次会まで話が弾みました。 翌日は大井町にあるチョウ類保全協会の事務所にお邪魔し、打ち合わせといくつかの仕事を済ませました。 いつも目の前の課題と向き合っているので煮詰まることが多い保護の会ですが、他団体との交流によって得られるものが多いと再認識しました。 さて、2017年9月以降もさまざまな活動がありました。 ◆9月9日(土) アザミ類育成ハウス建設のための現地打ち合わせ。7人が参加。 いつもお世話になっている「せら夢公園 自然観察園」に集合して現場を見ながら協議。 飼育幼虫は、野外よりもやや早く活動を開始し、旺盛にキセルアザミを食べる。 この時期には野外ではキセルアザミの新葉は展開しておらず、当然餌不足が生じる。 餌不足を解消するためには、キセルアザミを保温栽培して生育を促進する必要がある。 このような経緯でアザミ類育成ハウスを新設する運びとなった。 机上で立てたプランを現地で再検討し、より具体的な実行計画を検討した。 ⇒自然観察園の一角(湿地)を整備してハウスを建てる(正式な手続きを踏む) ⇒湿地の周囲に溝を掘り、排水して整地する。 ⇒パイプフレームを建ててビニールハウスの形態をとる。 ⇒地面にコンクリートブロックを敷き、JASコンパネで均平な床面を作る。 ⇒ビニールシートで浅いプールを作り、プランターを置いて”プール育苗”する。 ⇒100個程度のプランターが収納できる規模を目指す。 ◆10月2日(月) ニュースレター18号の印刷と発送。 ◆10月12日(木) 生息地管理の下見と準備に4人が参加。 生息地までの里道が崩れていないか、スズメバチの巣が無いかなどをチェック。 産卵箇所への立ち入りを防ぐピンクテープを張るなど、重要な作業。 ◆10月21日(土) 生息地の草刈り。7人が参加。 ◆10月26日(木) 生息地の草刈り。8人が参加。 ◆11月16日(木) 生息地の草刈り。8人が参加(写真に間に合わなかった一人が映っていない)。 ◆11月20日(月) ヒョウモンモドキ保全地域協議会での合同作業。5人が参加。 その後、キセルアザミの掘り取りとプランターへの植え替えなど。 ◆12月21日(木) アザミ栽培ハウスの建造(地盤整備)。保護の会5人、ゆめ公園1人が参加。 ◆1月22日(月) チョウ飼育ハウスのネット張替え。8人が参加(シルバー人材、ゆめ公園含む)。 ◆1月25日(木) チョウ飼育ハウスのネット張替え。8人が参加(シルバー人材、ゆめ公園含む)。 ◆2月1日(木) チョウ飼育ハウスのネット張替え。8人が参加(シルバー人材、ゆめ公園含む)。 ◆2月3日(土) 日本チョウ類保全協会主催の「第14回チョウ類の保全を考える集い」に参加(1人)。 ◆2月4日(日) 日本チョウ類保全協会事務所でさまざまな打ち合わせなど(1人)。 <今後の予定> 2月17日(土)チョウ飼育ハウスの仕上げ、アザミ栽培ハウスの建造など。 ◆場所:せら夢公園自然観察園の再生湿地 8時~夕方まで いつでも参加自由、お昼は暖かいウドンのふるまいあり。 2月下旬には事務局会を開きたい。 2月下旬、県市町、協議会会長、監事とで、地域協議会の今後を協議する。 3月上旬には協議会で作成の冊子づくり素案を完成させる。 3月上旬には幼虫が越冬から覚めて動き出すため、プランターでの飼育準備。飼育ハウスのネット掛け。 3月中旬には協議会の報告書とりまとめ、清算事務など。 (きんかめむし)
by hyoumonmodoki
| 2018-02-13 12:43
| 保全作業
|
ファン申請 |
||