カテゴリ
以前の記事
2020年 09月 2019年 11月 2019年 09月 2019年 05月 2019年 02月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 02月 2017年 09月 2017年 05月 2017年 02月 2016年 12月 2016年 06月 2016年 04月 2015年 11月 2015年 10月 2012年 12月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 02月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 フォロー中のブログ
リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
4月28日(土)、30日(月)の二日間で春の生息地管理が無事終了しました。 お忙しい中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 参加者は、28日が16名、30日が10名(写真では9名)の、延べ26名。両日とも好天に恵まれ、計6カ所の整備を順調に進めることができました。 今回の主な目的は、5月末から始まるチョウの羽化に合わせて、その時期に吸蜜源のノアザミが咲くように草刈りをすること。 ノアザミ移植地、里道、卵塊の無い湿地内の3手に分かれて作業。 ノアザミ移植地はノウサギによる食害を防ぐネットで囲ってあるため、鎌を使って手刈り。 里道と湿地内は刈り払い機を使ってしっかり草刈り。 ただし、すべての作業において、そこらじゅうを這いまわる幼虫を踏み潰さないように注意して実施しました。 7~8齢に達した幼虫は、キセルアザミの葉を求めて越冬場所(産卵場所)からかなり離れた場所まで徘徊します。 私たちが計測したところ、直線距離で40m以上離れた場所まで達している幼虫を確認したことがあります。 晴れの日が続いたので、草が良く乾いて作業もラク。やり残しもなく、十分に作業を進めることができました。 熱中症にならないように、水分を補給し、適宜休憩を取る。ペットボトル飲料とパンは、保護の会の会費から配給。会員の皆様から頂いた会費は、保全活動に有効利用されています。 草刈りが済んだあとは、昨冬に農業用管理機を使って溝を切り、再湿地化を進めた場所の泥上げ。 こういった溝は、常に新鮮な湧水が供給され、キセルアザミだけでなく、カスミサンショウウウオ、ヤマアカガエル、イモリなどの生息地にもなっています。 昨年、産卵が確認されなかった湿地では大胆に草刈りをやってみた。写真のように全面が枯草に覆われ、その下で日照を受けられずにキセルアザミが伸び悩んでいる。 ただし、この時期の湿地内の草刈りが植生に悪影響を及ぼす可能性があるので、夏と秋に推移を確認する必要がある。 大きな課題として、移植したノアザミの活着が悪い場所が多く、全体に吸蜜源が足りていないことがあげられます。 種を採取して苗から育て、もっと多くの株を移植したい。また、植える場所は管理機で耕して土壌改良するなど、より一層の工夫が必要でしょう。 ノアザミは県道や農道沿いたくさん咲きますが、これは道路維持管理の一環で年3回程度の粗放的な草刈りが行われるためと考えられます。 ヒョウモンモドキの実際の生息地にはノアザミが足りておらず、羽化したチョウにとっては、すぐに吸蜜源にありつけず、良好な生息地とみなされないのではないか。 私たちが活動拠点として頼っている「せら夢公園自然観察園」でノアザミ、キセルアザミ、タムラソウの栽培を進めたい。 草刈りをした畦のほとりにはレンゲツツジが美しく咲いていた。 <今後の予定> ★せら夢公園・飼育ハウス内部の整備と遮光ネット設置(明日5月10日・木に実施します)。 ★すでに生息地を訪れている人の情報あり。所管の警察署、派出所への協力依頼を急ぐ(協議会として)。 ★保護の会ニュースレターの作成と発送。 ★6月のチョウ観察会の詳細を詰める。 ★7月、プランターでのノアザミ、キセルアザミ、タムラソウの栽培開始。 ★8月、アザミ類栽培施設の建設。 いろいろ忙しい時期ですが、早め早めに対応したい。 以上
by hyoumonmodoki
| 2018-05-09 17:36
| 保全作業
|
ファン申請 |
||