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12月9日に世羅町などを巡りました。
広島を8時過ぎに出発し、一路世羅町へ。 広島市内から約80km、10時前に世羅町のとある農業法人が管理する水田に到着。 地元の方々と合流し、現在造成中の休耕田を活かした湿地ビオトープの進捗を確認。 現地はこんなところです。 棚田状の休耕田の地形をそのまま活かし、田の表土を剝して水を導入し、湿地としている。思った以上に広い。 源頭部には、小さいながらも天然の湿原があり、モウセンゴケやミミカキグサ類も生育している。流入水は十分に貧栄養のようだ。 今回のチェックポイントは、進捗の確認、期待される生物相、管理上の配慮事項、活用計画など。チェックポイントを記した資料を手渡し、今後について打ち合わせ。 アゼ塗りを完成させて湿地の水位を保つこと、湿地周囲の林床を刈り取ること、当面生物は持ち込まず、推移を見守ることをアドバイス。 古い道も復活させていました。 刈り残したレンゲツツジ。来年は美しい花を見せてくれるでしょう。 次回の現地確認は2月ごろとし、アカガエル類の産卵確認と合わせて方向性の確認を行うこととした(今回分のレポートは、またメールで送ります)。 このビオトープづくりがきっかけとなって、水田地帯が本来持つ生物生息地としての機能を回復させる取り組みが進展すれば良いなあと思いました。 ■午後からは、ヒョウモンモドキ生息地の地権者巡り。 毎年8月にチョウ類保全協会と合同で産卵調査を行い、その結果から、その年の保全計画を策定している。それは、確実に効果の上がる場所で生息地管理を行い、効率的に保護対策を進めるため。 この冬は、少なくとも3か所程度の生息地で大規模に管理を行いたいと考えている。 これを実行するためには、生息地の地権者を特定し、保護への理解と協力を求めることが必須となる。早い話が、人様の土地で草刈りをさせていただくために、その了承を得ておく必要があるということ。 地権者を特定するためには、役場などで調べるか、近所の人に聞いて回ることになる。 今回は役場でも地権者が特定できなかったため、近所の人に聞いて回ることに。 このとき、まずヒョウモンモドキという生き物を説明し、保護活動を行っていること、草刈をやらせてほしいことをお話しすることになる。数年前であれば、「ヒョウモンモドキ???」という感じだったが、この頃は「あっ!ヒョウモンモドキねぇ」という感じで話が早い。こんなとき、いつも取り上げてくれる新聞やテレビはありがたいなあとしみじみ思う。今年は、とくに「田園自然再生コンクール」の受賞記事が効いているようだ。 さて、2か所の生息地で地権者が4軒。近所を訪ね歩いて地権者が判明。うち3軒は快く了承いただいた。1軒は留守だったのでまた出直そう。 地権者巡りは、保護の会の最も重要な活動のひとつに違いない。 この数年は、イベントなどが忙しく、地権者巡りになかなか手がつけられなかったが、久しぶりに活動の原点に返ったような一日だった。 あとは、生息地管理の予算確保、日程調整を進めていこう。 今日の昆虫:キトンボ 12月も半ばになり、日当たりの悪い池では日中でも氷の溶けない時期となった。 このトンボはまだ活動している。さすがに日当たりのよい岩の上などで暖を取っているようだが、別のトンボが近くを飛ぶとかなりしつこく追い回している。 これがキトンボにとって当たり前なのか、今年が特別なのかは私の経験不足もあって判断がつかない。 ちなみに、つい先ほどまで“広島みかん”さんとともに、「田園自然再生シンポジウム」の書類を準備していました。“広島みかん”さん、お疲れのところ遅くまでありがとうございました。 (きんかめむし)
by hyoumonmodoki
| 2007-12-11 22:02
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